Baja275
大胆、しかし繊細さを持つ。
Baja 275

バハは走ることが好きなボートである。また、走ることが好きな人のためのボートでもある。だから、そのための設計が充分なされている。

このボートは、米国で建造されている、いわゆるスポーツボートであり、国産ではこのタイプのボートは全く製造されていない。贅沢なつくりの「ハイパフォーマンス・スポーツボート」なのだ。
まず、ポンツーンにムアリングされた275と初対面。ハルカラーの鮮やかさに圧倒される、その上デッキ内部も同カラー。やはりこの手のボートはこうあるべきか・・・・・などと想像しつつ、いつものポジションのアフトシートに腰掛ける。私はどんなボートであれ、まずはこの席を試す。ここで離岸からフルスロットルを体験する。それだけでほぼそのボートのスペックとコンセプトが(自分なりにだが)理解できる。乗り心地はクルマに例えるなら少々堅め、琵琶湖南湖のチョッピー波に反応する。ゴツゴツとしたフィーリングと云っても、不愉快ではなく、サスペンションのしっかりしたスポーツカーに例えられる。
20outlawもそうだったが、加速に関しては驚くほど速く、数秒でマックススピードまで到達する。また、コックピトやパッセンジャーシート付近には風の巻き込みは少ないが、スピード感はある。

このボートをどう乗りこなすか。
さて、毎回の課題となるのが、このタイプのボートをどう乗りこなすべきか?なのだ、釣りには不向きなことは当然だし、ウェイクボードはやってやれないことはないが、まず不可能に近いだろう。ゆったり、のんびりのクルージングでもあるまい。やはり、ベイエリアか湖の静かな湖面をフルスロットルで駆け抜けるのがベストな気がする。まったくフェラーリやランボルギーニを操る感覚で所有しなければならないだろう。
しかし、このボートは国産艇では味わうことのできない、言葉では云い現せられないフィーリングを持っていることは事実だ。それはメルセデスのブレーキフィーリングやBMW、ポルシェのサスペンションフィーリングを言葉で伝えられないのと似ている。
尚、搭載エンジンはMCM 496MAG/BI(375php-280kw)の大パワー。全長8.28m、全幅2.54m、喫水0.97m、乾燥重量1,996kg、デッドライズ24°。

バハ275は走るためにとどまらず、ちょっとした気遣いが随所に見られる。
キャビンハッチをフルオープンにしたところ。まるで蝶がとまったようで、走行中に見せるスタイルとは全く異なる。普通のデザイン感覚であれば、バウサイドに開けてしまい、ひとつのハッチか左右に2ケ所になってしまうが、バハだとこうするの見本。ハッチを閉めれば空力的にも抵抗はなくなる。いくらボートといえ、余計な抵抗は性能の妨げになる。

既製品のハッチを取り付け、デザイン性能、空力を無視している国産艇と、このあたりが大きく異なる。バウ左右の航海灯しかりだ。
写真右が、キャビン内から見た図。2枚のハッチを開けるだけで、開放感が溢れ、テーブルをセッティングすれば、ちょっとしたショットバーに変身できる。

コックピットはスポーツマインド。
Bajaシリーズすべてに共通して云えることだが、コックピットのパネルデザイン、質感、素材とすべてがカッコ良すぎるくらいだ。スロットルレバーの機能、デザインも美しい。それと対比するかのようなデッキ回りやシートのテキスタイルデザインは一見大胆なようであるが、緻密にデザインされ、これが結構何度見ても飽きがこない。


トイレはバウキャビン下に設置。
この装備は、アインスAリゾートが国内ユーザーの声を反映して、特別にオーダーしたもの。一見簡易トイレ風だが、排出が可能なれっきとしたマリントイレ。不必要時はシート下に隠れる。
写真下エンジンはMCM 496MAG/BI(375php-280kw)のビッグパワーを搭載する。

「Baja272に代わるニューモデルとして登場。その年に2002パワーボートマガジン社のプロダクションスポーツボートオブザイヤーを受賞。メーカー発表データ64マイル。1基掛けながらパワフルで安定した走りを実感できる。リラックススペースとしてのキャビンも27ftのパフォーマンスボートとしては使い勝手も良く充実している。トランサムステップが一体型のハルと、ウィンドシールドが創りだすスタイリングは”流線”が美しく魅惑的。
Bajaならではの波きりの良さといい、計算された一艇。」がバハ並びにアインスAリゾート株式会社のセールストークだ。



シーレイ・バハ 日本総輸入元 
アインスAリゾート株式会社 
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