天気予報は晴れ。
ゴールデンウィークが終わっての次の土曜日。天気予報は晴れ。
朝のミーティングから、艤装、出艇、トレーニングと約半日、女子マネージャーがドライブするレスキューボート(ヤマハ21CC・センターコンソール艇)に同乗させて頂いた。
この艇に乗り合わせたのは女子マネージャー候補数人に対して、1名の男子新入部員(候補)。
その男子部員(候補)の話によると、入学してすぐにヨット部からの誘いでなんとなくヨットに興味を持ち、今なんとなくここに居る・・・といった感じでレスキューボートに同乗している。
それもそのハズで、この日を入れても、まだ3回程度のヨット経験。
ボートも初めてならヨットも初めて、察するところ何がなんだか理解出来ない状態のようだった。どれが470でスナイプで、シーホッパーでレーザーの区別もつかない状態であった。
その上、まだ入部の決定もせず、様子を見ているところだった(この時点でまだ結論が出ず考え中)。
ヨット部に入部する。
後で聞いたところによると、大学のヨット部に入部するパターンとして、小さい頃から親や何かのの影響でOP(オプティミスト)や高校時代のFJクラス経験者と、彼のように全く経験のない者のパターンに分かれているようだ。
朝のミーティング前は湿度の低い爽やかなシーブリーズが陸に向かって舞い降りていたが、艤装を終えての出航時には、その風も徐々に弱まり、トレーニング海域まで、ロッキングやウーチングを使いながらのセーリング?を強いられていた。
しかも一時的に全くのカーム状態。
2〜3分も待つと徐々にパフが所々に降りはじめ、南東方向からのブローがフラットな海面全体に広がった。
ハイクアウト。
しかし、フルハイクするほどには風が上がらない、小さいエリアながら風域によっては強弱と細かな振れがあり、風速計はなかったが雰囲気的に1メートル程度。多少強く吹いても3メートルにも満たない・・・。
そんな状態がトレーニングの間続いていた。
しかし、神戸港近くの工場の煙突の煙は真横に吹かれるほどで、かなり強めの風を受けている。
そのウチに上の風が降りてくるだろうと、高を括ってレーザークラスとシーホッパーの3艇の走りをノンビリ見させてもらっていたが、結局正午過ぎまで、その風は降りてこなかった。
今日は、絶対に女子470のトラピージングの頭の上からワイドレンズで「撮るゾ!撮りたい!」と思っていたが、結局諦めざるを得なかった。
それでも、ドライバー役の女子マネージャーさんにちょっと無理を言って、目的の470のリーワード、ウインドワードを私の手で合図しながら動きまわって頂いた。
「ハイッ!」とこころよく引き受けてくれたのには少々感激。
と、いうのは、レスキュー艇に使用のヤマハのこの手のボートは低速だとステアリングが重くって苦労させられるボートなのだ、マネージャーは重そうに顔をしかめながらも、上手に操っていたのだ。
話を聞けば、上手なのも当然で3回生の今まで、毎週土日に海に出ているのだから、ウマいのはあたりまえか・・・
クラブハウスでボーとしているディーラーのおにいちゃんより多分上手なんだと思う。
で、結局撮影をすることはしたが、めいっぱいのハイクアウトが、このトップに使用した画像。
新入生のセーリング。
トレーニングも終盤に近づいた時、男子470のスキッパーから、入部候補生に声がかかり、遂に候補生がクルーとして乗り込むことになった。
その彼のセーリング風景を遠目にしか見ることは出来なかったが、幸いにして微風の影響なのか、無難にタッキング、ジャイビングを繰り返していたのには少々安堵を覚えた。
時間が来てハーバーに戻る時には、どうやら全艇がひとかたまりとなって戻る習慣があるようで、すべてのクラスがダンゴ状態で狭い入口をそれぞれのテクニックを駆使しながら戻って行く。
そんな中、レーザーは、ベタる寸前に、ちょいちょいとロキングで前に進み、上手にパフをひらって、スイスイと姿を消していた。
私の友人にも元全日本セーラーがいるが、レーザーに乗る彼はそのセーラーたちと同じ顔つきをしているのが頼もしく思えた。
この日のトレーニングは柿本キャプテンに無理をお願いして、春期新人戦で2位の成績を収めた小西絢子選手(高校からの経験者)がスキッパーをつとめ、富田智子選手がクルーの組み合わせで撮影することになった。
私のヨットアソビや友人のレース観戦など経験から言わせてもらうと、小西選手は根っからのセーラーに見える(速そう、強そう、カッコエエやん!タイプ)。
しかし、風は強くならなかった。
トレーニングが終わり、全員で解装、潮出しと続く。一回生は、レーザークラスの彼を除いて、なにをどうして良いのか解らず、先輩の言われたことをこなすのに精一杯。
それを松本マネージャーが、まるで幼稚園児を教える保母さんのように後輩たちに優しく指導していたのが印象的だった。
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