V6は業界初の55°のバンク角度でコンパクト化に成功している。 これは60°と比較するとエンジンそのものの大きさが違い、同出力エンジンと比較すると、軽量ながらパワーがあると云うことになる。5°角度を変えただけでは大きなパワーの差は出ないが、コンパクト、且つ軽量にするなどのきめ細かな技術の積み重ねの集合体が、総合力で勝るということなのだ。 DF250(183.9kw)・DF225(165.5kw)・DF200(147.1kw) DF140 DF115 DF90の6機種に採用された「オフセットドライブシャフト」 左図の赤ラインがドライブシャフト。このメリットはコンパクトであると同時に船外機そのものの重心を前方に移動できたことは、艇全体のバランス向上に良い結果を与え、且つエンジンの振動を低いレベルに抑えている。 さらに、オフセットさせたことで2.29の大きな減速比を生み出し、減速比(トルク)を大きくし、大ピッチのプロペラが使用可能になったということです。 DF250・DF225・DF200は16インチのプロペラを採用している。 プロペラは推進力を左右する大切なものです。簡単に説明するとプロペラは水中でスリップ(スピン)をおこす傾向にあり、これは型が小さいほど多く、なるべくなら大きなプロペラを装備したいものです。 しかし、単に大きくすれば良いと云うものではありません。プロペラを最適なピッチで回転させる必要があり、そのためには大きなトルクが必要なのです。 低燃費 DF40〜DF250 DF40〜DF250のラインナップの電子制御燃料噴射装置(EPI)とコンピュータ制御のアイドリングを適正に保つ装置(IAC)の採用で、アイドリングから高回転域までのレンジで低燃費化に成功している。実際桟橋に泊めた状態でのアイドリングやフィッシング時のアイドリングや微速時などにはかなりの効果を上げているようだ。ちなみにスズキのデータによるとDF140の場合DT140(スズキ2サイクル)と比較して、アイドリング時に約70%ほど燃料の軽減になっている事実は見逃せない。 高出力オルタネーター スズキ4ストロークの持つ高出力のオルタネータには定評がある。これは実際にスズキ4ストロークを使用しているユーザーから直接インタビューしたものだが、「GPS魚探を使用するのにアイドリング時で使用できる」と云うのだ。これは2サイクルでは考えられないことで、他社メーカーの4ストロークと比較しても群を抜いていると云う。 DF250・DF225・DF200は、最大54A(12V)の発電能力。 DF250・DF225・DF200には54Aの発電能力を備えた高出力のオルタネータが装備され、1000rpmでも38A前後の電力が供給されるよう設計がなされているため、低速でのフィッシングに使える船外機なのだ。 今回記した以外にも、スズキ4ストロークエンジンの高性能さを示す要素は多数あるが、かなり専門的になってしまうので省略させていただくが、前出の「コンパクトで軽くに仕上がっている」 「立ち上がりはスロットルどおりに走ってくれるし、中低速のトルクがある」 「0から30マイルまでは一番速いのでは・・・・」 「他社はすべて別売ですが、スズキはレスパーツでシフト、ペラ、リモコン、ハーネスなどパッケージ販売なのでユーザーにすすめやすい」 「オルタネータ出力(発電容量)が大きいので、GPSなどに良いですね。これもスズキが一番です」 「アイドリングが安定している」 などのユーザーや販売店の言葉が一番理解しやすいのではないだろうか。 スズキ4ストロークエンジンの現状。 そこで、実際ディーラーであるイシバシマリンに現状を覗かせていただいた。 なぜ、スズキ4ストロークなのか? イシバシマリンの前身は随分以前、1960年代「日本グランプリレース」時代からスズキ自動車の販売、修理を行っていたから・・・だからスズキのエンジンのことはすべて理解しているつもりです・・・ スズキ4ストロークの良いところは? 軽量、コンパクト、静か、低燃費、低振動、セット価格の利便性、このシステムはお客さんにとってみても優しく、安心感のあるシステムだと思います・・・ 過去のトラブルは? 調整レベルのメンテナンスのみで、今だ大きなトラブルはありません・・・ ただ初期モデルのカウルの文字が色褪せた程度です(笑)・・・ あと、2ストロークと違ってオイル交換だけはマメに行っています。まぁちゃんと交換時期にはメーターに表示されますけどね・・・ それと、フラッシュバルブがイイですョ・・・ (エンジン内部の洗浄時に使用) 記_BJP_WEB