自動膨張式ライフジャケット。
浮力表示とニュートン表示。
「浮力」表示と「ニュートン」表示。
国産のライフジャケットには膨張式に関わらず「浮力・何kg」と表示されているが、輸入品の多くは「N」すなわち「ニュートン」という、浮力係数で表示されています。
この「浮力・何kg」に「9.8」の係数を掛け算すれば「ニュートン」表示になります。
反対に「100N」であれば「9.8」を割り算すれば、浮力が計算でき、目安として「浮力10kg」で、体重約100kg程度までに対応していることになりますが、人体そのものに浮力があるので、体重差はあまり関係ないと言えるでしょう。ちなみに、ボートやヨットのロッカーやキャビンの片隅に放置されたままの(国土交通省に認定されてはいるが)オレンジ色の救命胴衣の浮力は約8kgなのです。
いかに膨張式ライフジャケットの浮力が優れているかということです。

このマークが浮力表示を表す「ニューン」輸入されるライフジャケットには、ボーティング・ヨッティング用、海上作業用、カヌー、フィッシング用に関わらずこのマークが記載されています。

また、参考までに国際ヨットレースのレギュレーションのSECTION 5の中に「ライフジャケット」の項目がある。その5.01.2のbにはこう記されています。

INTERNATIONAL SAILING FEDERATION
has at least 150N buoyancy.
arranged to securely suspend an
unconcious man face upwards at
approximately 45 degrees to the
water surface-in accordance with EN396
or near equivalent
「150N以上」「装着した状態で、気を失っていても顔面が水面より45度以上浮いていること」また「EU Standerds EN396に相当するもの」とある。
クルージングにはこのような推奨はないが、スポーツフィッシングのIGFAでは当然、競技中のライフジャケット着用を推奨しています。

オススメは絶対に自動膨張式、ヨットにはハーネス付が理想。
「インフレータブル」は大きく分けて、水圧を関知して自動的に膨張するタイプと、手動式の(手でヒモを引く)タイプがあります。
オススメは絶対に自動膨張式。落水緊急時のパニックに自らヒモを引いて膨張させることは不可能に近いので、これはオートマチック機能に限ります。
双方共、普段は上画像のように、細く、薄いベスト状ですが、落水時に水圧を関知して膨張し、一瞬にして浮力を持つのが「インフレータブル・ライフジャケット」なのです。

性能と事前にできるチェック。
多分ユーザーの多くは、市販されている「インフレータブルライフジャケット」であればどれもが「浮く」「浮き続ける」と誤解してしまっているかも知れませんが国産、輸入品に限らず100%そうとは言い切れません。
どのメーカーにせよ、長時間使用の場合、多かれ少なかれ空気漏れがあるので、その意識は持っておくべきだと思います。

そのため着用前の個人的事前チェックしておくべきで、補助のエア吸入バルブでいっぱいまで膨らませて漏れがないかを確かめておく必要があります。

さらに「インフレータブルライフジャケット」にはボンベ(シリンダー)が不可欠なので、購入にあたっては、アフターケアの完璧な販売店で相談するのが良いでしょう。ちなみにボンベの対応年数は、メーカーによって異なるが、3年〜4年間なのです。

膨らんだ状態。補助口から息を吹き込めば膨らみます。
3点式ラインハーネス(下)

2点式ラインハーネス(上)

ハーネス無しのインフレータ
ブルライフジャケット
ハーネス機能付インフレータ
ブルライフジャケット

ボンベ(シリンダー)約25gから33gの仕様があります。
画像は33g。一度膨らめば、新しいシリンダーが必要。